カメラ初心者だけどRAW画像編集をしてみる。
一眼レフカメラをもう一度やり始めようと決めた時、画像編集もやってみようと思った。
以前は「画像編集するのは本格的にカメラをしている人」で、「敷居が高いもの」と思っていた。
初心者用のカメラ教本などを読んでみても、RAW現像について書かれていないことが多いし、仮に書かれていても本の終わりの方に数ページ書かれているだけ。もちろん詳しいやり方なども説明がないので、
「あーRAWってファイル形式があって、それをいじって画像編集できるんだね」
程度の理解しかなかった。
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カメラを再開した頃、カメラのブログが面白くって暇があれば検索して記事を読んでいた。その中で、カメラが上手になるアドバイスの一つに、
「PHOTOHITOやFlickrなどの投稿写真や作品を見ると参考になるよ!」
的なことが書かれていて見てみることにした。
(特にFlickerは海外の作品が多くて、日本人にはない感性の写真がたくさん観れるということも書いてあったので、少し面倒だったけど英語のサイトでアカウントを作ったりした。)
確かに自分では取れないような綺麗な写真がたくさんあって、
「上手い人は、こんな写真が撮れるんや!」 (◎_◎;)
正直驚いた。
その時、写真を撮った時の設定なんかを参考に見ていたら、なんらかの画像編集をしているものが多いということにも気付いた。
(当然、美しい写真には、素晴らしい技術や経験、熱意が前提としてあって、画像編集すれば綺麗な写真にできるなんてことは思っていないが、)画像編集をすることは写真を趣味にしている人にとっては特別のことではないんだなと感じた。
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画像処理するにも右も左も分からない。聞こうにも、周りの友人には写真が好きという人はいるがRAW現像までしているというのは聞いたことがない。
とりあえず現像ソフトが必要ということで、インターネットで色々調べるとphotoshop lightroomのユーザーさんが多いみたい。月額約1000円の料金を払って使うシステムらしい。
手を出したけれど難しすぎて続けられないなんてことになるかもしれないし、無料体験期間もあるけど解約手続きなんかも手間。
と言うことでもう少し調べてみると、ニコンからは Capture NX-Dという無料の現像ソフトが出ているらしい。(自分はニコンのカメラユーザー)
ベテランユーザーさんのレビューを見てみると、使いにくいところもある様子。だけど初心者の自分には関係ない。初期投資も少なくて済むし、まずはこれで現像をやり始めようと思った。
教本もあるようなので買ってみた。
Nikon Capture NX-D RAW現像 完全ガイドブック
- 作者: 上田晃司,ナイスク
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/10/25
- メディア: 大型本
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見よう見まねでやってみると、自分の撮った写真の印象が変わる。
パラメーターもたくさんあって、どれをどの程度いじってやるのが適当なのかは分からないけど、とりあえず使っていこうと思う。
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確かに編集することで、撮った写真が作品(風。あくまでも”風”です。)になる。だけど、それ以上に自分の撮った写真のダメな部分がたくさん見えてくるっていうのが面白い。
・本当に撮りたいものにピントが合っていない。
・何が撮りたかったのか伝わらない。
・露出設定や焦点深度がいまいち。
・水平や垂直が傾いている。
・トリミングしてみるてこう言う構図の方が良かった。
・「もっと広角で撮ってみれば」とか、「もっとズームで切り取ってみれば」とか後悔。
・いらないものが写っている。
・背景もしっかり考えておけばと後悔。
こんな部分がたくさん見えてくる。
だけど、現像することで自分が撮った写真とじっくり向き合って、
「ここがダメだったからもっとこうしてみよう。」
「次はこういう風にとってみよう。」
「ここを気をつけてみよう」
と自分なりの課題作りになってカメラに対するモチベーションになると思う。
それが自分にとって現像をしてみて良かったなと思うこと。
もし、自分と同じような写真初心者でRAW現像に興味がある人はやってみるといいと思う。
※Capture NX-Dはプレビューが遅いと思うんですが、現像ソフトはどれも同じようなものなんでしょうかね。。。
じま